メタン多量化反応に活性な触媒系の開拓
 メタンは天然ガスやシェールガスなどの形で莫大な埋蔵量を誇る化石資源ですが,常温で気体であるため輸送・備蓄が困難です.この致命的弱点を解消するため,メタンの液体炭化水素への直接転換が可能な新触媒の開発を行っています.
 山中研究室では様々な担持金属触媒をスクリーニングした結果,シリカ担持インジウム触媒によってメタンをガソリン成分へ直接転換できることを発見しました.インジウムは金属液体として触媒作用を示し,他に例のない特異な触媒作用を示します.
 本研究はJST-CREST「革新的触媒」に採択されています.